12月23日、年末の「紅白歌合戦」で司会の有吉弘行と藤井フミヤが「白い雲のように」を共演することが発表されました。「白い雲のように」は有吉がお笑いコンビ・猿岩石時代にリリースしたデビュー曲。
「有吉が歌を歌っていたの?」と思われた方のために「猿岩石」「白い雲のように」についてお伝えします。
有吉は歌が下手?
フミヤ曰く「もう一人の森脇くんは歌がうまかった記憶があるな。自分は森脇君の役。有吉君、いまだに自分のパートしか歌えないんですよ。サビになるとハモるんです、歌ったことないから」。
有吉は2022紅白で純烈、ダチョウ倶楽部とともに応援ゲストとして「白い雲のように」を歌唱したが、その後ラジオでその時の事をこう語っています。
「自分の反省点で言えばね、もっと上手に歌えるっていう思いがあるんですよ。これは申し訳ないんだけど。猿岩石で歌っている時は、任せればいいっていうのがあったけど、今はひとりでやっているから。このラジオのメインボーカルといえば私ですし、有吉レコード大賞のオープニングアクトもやっていますから、歌唱力はアップしているなと。『白い雲のように』を歌う時も、めっちゃうまく歌えるんですよ。ただ、当時の感じが聞きたいでしょう?オリジナルがいいでしょう?だから、歌唱力は抑えましたよ」
今回の紅白については「フミヤさんとやらしてもらうので、緊張はすごいです。家帰っても練習します」話しているので本気で歌う有吉は本人の言うように「めっちゃうまく」歌えるんでしょうか
ちなみに25年前「白い雲のように」がヒットした時、NHKが出演者に選ばなかった理由は「歌手じゃないから」。紅白も変わったものですね。
有吉弘行が昔組んでたコンビは「猿岩石」
猿岩石(さるがんせき)とは、1994年に結成された有吉弘行、森脇和成によるお笑いコンビ。
日本テレビ系列で放送されていたバラエティ番組『進め!電波少年』のヒッチハイク企画で大ブレイクしました。
『進め!電波少年』では香港で突然ロンドンまでヒッチハイクで行くことを告げられた「猿岩石」が野宿や絶食の日が続くなど過酷な毎日を過ごしながら少しづつロンドンに近づく様子が放送され大反響をあげました。
当時毎週見ていましたが、すぐにふてくされ、やる気を無くして不満ばっかりを口に売る有吉を、相方の森脇がなだめながら引っ張っていた印象が強いです。
「猿岩石」はこの番組をきっかけに人気ものになり、「白い雲のように」を発売してミリオンセラーを記録するなど人気を博しました。
その後コンビは方向性の違いにより2004年3月に解散しています。
ちなみに「猿岩石」という名前は当時彼らが売れている芸人の名前を分析し
①母音「a」から始まる
②「ん」が入る
③文字数が少ない
という法則を発見し更に
④動物の名前を入れる
⑤造語である
の2つの条件を加えて、中学の卒業アルバムで見つけた
当時、猿みたいな男と付き合っていたということからつけられた「猿女房」
鼻の横に大きなホクロがあることからつけられた「ホクロ岩石」
というふたつのあだ名を合体してきめたそうです。
有吉の元相方「森脇和成」の今は?
元相方の森脇和成さんは一時芸能界を引退していましたが、2015に役者として復帰し、現在は小劇場などに出演しています。
一方、「猿岩石」解散後、一時はテレビで見なくなっていた有吉さんはは2007年頃から「毒舌キャラ」として再ブレイクし、現在はバラエティー番組の司会者等で多くのテレビ番組に出演しています。
森脇さんはそんな有吉さんの活躍を「元相方として、同じ地元の人間として誇らしい」としながらも「いつかは力をつけて有吉の背中が見えるところまで行けたらいいなと思いながらやっている」そうです。
猿岩石のデビュー曲「白い雲のように」ってどんな曲?
1996年12月21日、猿岩石のデビューシングル。作詞は藤井フミヤ、作曲は藤井尚之、プロデュースは秋元康。
「電波少年」での人気を受けて「白い雲のように」はミリオンセラーを記録しました。実際歌詞はヒッチハイクでの二人の様子を思い起こさせる内容で心に響きます。
藤井フミヤさんは制作したときのことを以下のように話しています。
フミヤ:「すごく猿岩石が好きで。(ヒッチハイクが)徐々に盛り上がっていって前のほうはあまり観ていなかったから、テレビ局に頼んで全部ビデオにダビングしてもらって観直して」
そのうち秋元康プロデューサーから「猿岩石知ってる?」と聞かれて「もちろん知ってますよ」って答えたところ「帰ってきたら歌を歌わせたいから作ってくれって言われて」
「だから、そのときの猿岩石の旅をしている気持ちを考えて書いたんです。雲しか見てないだろうなみたいな」
「白い雲のように」は2000年高等学校の音楽の教科書にも掲載されました。
森脇の歌がうまかったなという印象があります。
藤井フミヤ・尚之の「F-BLOOD」もセルフカバー
作詞作曲の藤井フミヤ・尚之兄弟のユニット「F-BLOOD」もセルフカバーしています。フミヤと尚之のハモリは鳥肌ものです。
まとめ
実はtokoマルはフミヤさんのファンなのでライブで何度か聴いたことがあり感動をもらってます!
今回紅白対抗歌合戦で有吉さんとフミヤさんが一緒に「白い雲のように」を歌うのがとても楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。