広末涼子さんの逮捕により撮影が中断している映画「おんおくり」の監督である光石冨士朗監督。広末涼子さんは事故直前に監督と口論し、奈良の撮影現場から帰京中だったとの報道がありますが、光石冨士朗監督とはどのような方なのでしょうか?
光石冨士朗監督のwiki経歴や人柄についてお伝えします。
光石冨士朗監督のwiki経歴

氏名:光石冨士朗(みついし ふじろう)
生年月日:1963年12月9日(2025年4月時点61歳)
出身:東京都
職業:映画監督、脚本家、演出家
光石冨士朗監督は大学を卒業後に廣木隆一さんの助監督をするなどして現場経験を積み、1999年に監督としてデビューしています。

デビュー作
1999年『ノストラダムス滅亡録〜遺伝子の新世紀』(オリジナルビデオ)
小松みゆき主演のSFホラー作品。

2002年『おぎゃあ。』
主演:岡本綾
キャスト:余貴美子・萩原聖人ほか
・予期せぬ妊娠をした少女が母親になるまでの過程を爽やかに描き出した映画。
・ハワイ国際映画祭でネットパック特別賞(最優秀アジア映画賞)を受賞

2009年『大阪ハムレット』
キャスト:松坂慶子・岸辺一徳ほか
・家族の葛藤と再生を描いた人間ドラマ。第21回東京国際映画祭で上映され、高い評価を受けました
・東京国際映画祭で同映画から岸部一徳さんが特別賞を受賞
光石冨士朗監督は、ホラー、青春映画、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルで作品を発表し、独自の映像世界を築いてきました。
過去の作品を見ると人間の本質に迫ろうとする作品が多いようですね。
どの作品からも前向きなメッセージが感じられます。

幅広い作品を生み出せるって、それだけ監督の技量も多彩ってことだね!
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光石冨士朗監督ってどんなひと?インタビュー記事から推察


光石監督は、作品作りにおいて「人間の本質や家族の絆」を大切にしていると語っています。
例えば、映画『大阪ハムレット』のインタビュー(fjmovie.com)では、
原作漫画を読んで「優れた作品だなと思いましたね。映画化の企画が決まってから読ませてもらったんですけど、読み終わると、いわゆる“いいマンガ体験”をしたなって感じがしました」
と述べています。また、
「原作の持つ力を信じて、できるだけ忠実に映像化したい」
とも語っており、原作へのリスペクトと映像化への真摯な姿勢が伺えます。
さらに、映画制作においては
「登場人物一人ひとりの背景や感情を丁寧に描くこと」
を心がけているとのこと。これにより、観客が物語に深く共感し、登場人物の心情に寄り添える作品作りを目指しているそうです。



すごく真摯に一つ一つの作品に取り組んでいることが伝わってくるね
光石冨士朗監督 俳優育成専門学校での指導に見る要求する演技レベル


光石冨士朗監督は俳優育成専門学校でのワークショップなども行っており、あるワークショップでは、
「全身で感じる」という事を基に顔や目の表情で表現する特訓をしています。
- シャワーをしている設定で肌にお湯の温度や感触を感じる訓練。
- 日本語ではなく、全身で伝えたい事を伝える為に全く未知の言語を自分で作りだし、それを使って表現をしていく練習
- 格好や、顔立ち、言語、立ち姿など、人を注意深く観察する事でその人の人物像を描き出し、その人に近づく事が出来る観察力を鍛える訓練
これらの訓練を通して、光石冨士朗監督が目指しているのは以下のような役者であることがわかります。
・背景・前後関係を広く、たくさん持つことによって役者としての幅を広げ、よりよい表現が出来る役者
・「目」「鼻」「唇」「頬」など、パーツによる感情の表現ができ、一本筋を通す事で『人物像』を作り出す事が出来る役者
光石冨士朗監督自身が真摯に作品作りに取り組んでいるだけに、役者に求める演技レベルも高いことがわかります。
こういった監督の期待するレベルの演技や演技の背景を役者が理解して表現できて初めて素晴らしい作品が作り上げられるのだなと改めて思いました。
まとめ
今回は広末涼子さんとの衝突のことがクローズアップされていて残念ですが、光石冨士朗監督には今後も素晴らしい作品を生み出し続けて行っていただきたいなと期待しています!
最後までお読みいただきありがとうございまいた。