Snow Manの新しいアルバム「RAYS」のプロモーション映像が、不適切映像が映っていたということで公開中止となり、「One」配信リリースを記念して開催を予定していたイベント「リスニングパーティー」も中止となりました。
不適切映像とされる刀に書かれた「岡村寧次」とはどのような人物で、中国の方は今回の件をどのように思っているのでしょうか?
Snow Manの販促ムービーが不適切映像で公開中止
Snow Manが所属するレコード会社「MENT RECORDING」は10月17日、新しいアルバム「RAYS」のプロモーション映像に「歴史的事象に対する配慮に欠ける」映像があった旨を謝罪し、公開を停止しました。
昨日16(水)に公開致しました
— Snow Man / MENT RECORDING (@SN__20200122) October 17, 2024
「"songs on RAYS" TEASER」に関しまして、不適切な映像がございましたため、映像を取り下げさせていただきました。
申し訳ございません。
後日改めましてご案内させていただきます。
この事態を受け、リスニングパーティーも中止になってしまいました。
楽しみにしていたファンにとってはとても残念で、納得のいく説明が聞きたいところですね。
〈今回公開停止になった映像制作の流れ〉
所属レコード会社→映像制作会社にアルバムの紹介映像の制作を依頼→映像の制作会社が『KATANA』曲についてのイメージ映像を契約している素材保有会社から素材を取り寄せ→映像内に使用
よって、問題は
・下請けの映像制作会社の素材選定ミス
・所属レコード会社のチェックミス
とされており、Snou Manは一切関与していないとのことです。
問題になった刀の画像は?
「燃え盛れ~」。歌に乗って、炎の映像が流れた後、曲名の「KATANA」が紹介される。
次の瞬間、刀の一部が現れ、そこには、「昭和十五年 岡村寧次」とも読める文字が映し出された。
わざわざ拡大して、文字が強調されているかのようだ。
そして、今度は、この刀部分が、血に染まったような映像が続いた。
これは、4作目のアルバム「RAYS」のプロモーション映像に収録された曲のシーンだ
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa93f07c4a4eb7c38449910f7a4e5f37b1f60988。
つまりこの「 岡村寧次」の刀を持った人物が何かをこの刀で切り、血しぶきがあがるような状態を作った事が想像できるシーンとなっています。
そして、そしてこの刀が映っている場面のバックで流れている歌詞がこちらです。
燃え漏れ 赤く染まる糸
突き進め この身 朽ち果てるまで We Burn
Take it to the top 頂きまで
Gonna rise higher
消せやしない 灯した My fire
この「 岡村寧次」の刀を持った人物が敵をこの刀で切り進み、自分が死ぬことになろうとも頂点に立つまで、揺るぎない意思を持って突き進むという姿がイメージできます。
岡村寧次(オカムラ ヤスジ)って何者?
岡村寧次さんは、日本ではあまり知られた方ではありませんが、大正〜昭和期の陸軍人で、中国では、総司令官として中国侵略を指揮していた人物としてよく知られています。
岡村さんは、終戦直後の45年9月9日、当時の首都である南京市内で、中国の国民党政府に降伏したときに、中国側にこの軍刀を差し出したそうです。
ただ、差し出したとされる軍刀には、「昭和16年 岡村寧次」の文字が刻まれていたいるため、今回の映像にあった「昭和十五年」とは違うもののようですが、岡村大将の軍刀は、台湾の博物館にあるともされており、ニセモノが多数出回っているとの情報もあるそうです。
「微博」(ウェイボー)での中国人の反応は?
中国で最も人気のあるSNSの1つであるWeibo(微博)に行った所属レーベルの謝罪文がこちらです。
時間差で2回投稿しているようですね。
この投稿に対する中国人の書き込みがこちらです。
中国の方の書き込みを見ていると、
・SnowMan自身からの説明や謝罪はないのか?自分の作品にアーティストは目を通さないのか?
・簡単な謝罪だけでは許せない
・日本人は中国を金儲けの市場としか見ていない。市場としては重視しているのに国民感情には配慮しない
といったことに怒りを感じているようです。
確かに作品を作るときにはいろいろな立場の人にたった検証が必要だなと改めて感じます。特に市場がグローバルになっているこの頃ではその姿勢がより重要になっていますね。
日本での反応は?
日本では馴染みのない名前だけに、製作者側の誰かが故意に映像に映るようにしたと考えるのが自然。 snow manもハメられたとしか思えない。
Snow Manは本当に頑張っているのにレーベル含む運営に首を傾げたくなるミスが多くて(メンバー1人だけカット割りなしやスペルミス、CDジャケットのビジュアル公開フライングなどなどなど)かわいそうすぎる。 人手が足りないのか有能な人がいないのか知らないけどなあなあにしてきたツケが噴き出した感じ ダブルチェック含めしっかり体制見直してほしい
日本人にはあまり馴染みのない名前だけれど、中国人からしたら忘れるわけにはいかないみたいな人なのかな?それにしても日本刀なんていくらでもあるだろうに何でよりによってこの刀を使ったんだろうね?本当に知らなかった?それとも意図的?意図的なら大いに問題ありだな。
以上ヤフコメより引用
日本での反応は
・一瞬しか映らないテロップから気づいて炎上させるなんて、故意なのではないか?
・Snow Manは頑張っているのにスタッフに足を引っ張られてかわいそう
・日本と中国では歴史認識が違うので温度差があっても仕方がない
といったコメントがみられました。
最近では中国で日本時学校に通っていた子供が刺殺される事件が起こったばかりなので、過激な中国批判をする投稿も目立ちましたね。
まとめ
今回はSnowManの新しいアルバム「RAYS」のプロモーション映像が、不適切映像が映っていたということで公開中止になったことについてお伝えしてきました。
SnowManに落ち度はなかったとのスタンスで進んでいるようですが、直接制作に携わっていなくても、自分たちのムービーで不快になった人たちがいるので、SnowMan自身からも謝罪があってもいいのかもしれませんね。
その上で、今回発売した楽曲もMVも素晴らしいので、堂々と歌やダンスを披露してファンを楽しませてくれたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。