銀行業務検定の税務3級に1回で合格したtokoマルが税務3級の試験合格法をお伝えします。 試験ちょっとニガテ。。。という方、必見です!
過去問を3回解けば合格できるとの声があるけど、tokoマルは実務で触れる機会が少ないので5回解いてやっと過去問がすんなり解けるようになったよ。
税務3級はどんな試験?
税務3級は得意先・渉外係等に必要とされる所得税や相続税・贈与税を中心とする基本的な税務知識について、その習得程度を測定する試験です。
出題形式 | 五答択一マークシート式50問(各2点) |
合格点 | 100点満点中60点以上(試験委員会にて最終決定) |
試験時間 | 120分(試験開始後60分、終了前10分は退席禁止) |
実施日程 | 全国一斉試験 【10月、 3月午前 実施(年 2 回)】 CBT方式 CBT-Solutions で随時申込受付 |
科目構成 | (1)所得税 20問 (金融商品と税金・不動産所得・譲渡所得等) (2)相続税・贈与税 18問 (3)法人税 7問 (4)その他の税金 5問 (地方税・登録免許税・印紙税・消費税等) |
持込品 | 受験票、筆記用具(HB程度の鉛筆またはシャープペンシル、消しゴムのみ) 電卓(1台のみ、ただし金融計算、関数、メモ機能付きは不可) |
受験料 | 5500円(税込) |
受験者数と合格率
銀行業務検定協会発表の受験者数・合格者数と合格率です。
平均合格率34.30%となっており、試験前の準備が必要な試験となっています。
ちなみに下記に引用したように2023年3月は平均点が低かったため合格点が50点に引き下げられています。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2024年3月(第157回) | 3,831名 | 955名 | 24.93% |
2023年10月(第156回) | 3,007名 | 980名 | 32.59% |
2023年3月(第154回) | 5,186名 | 1,747名 | 33.69% |
2022年10月(第153回) | 4,173名 | 1,410名 | 33.79% |
2022年3月 (第151回) | 7,281名 | 2,569名 | 35.28% |
2021年10月 (第150回) | 6,168名 | 1,763名 | 28.58% |
2021年3月(第148回) | 7,744名 | 3,111名 | 40.17% |
参照:銀行業務検定協会
事務局からのお知らせ
第154回銀行業務検定試験
「税務3級」合格基準点引下げについて
標記試験につきまして、事務局の想定よりも大きく乖離する低い成績となりました。このため、試験委員会にて協議・検討し、合格基準点を60点から50点に引き下げることといたしました。
この措置による合格率は33.69%です。
原因といたしまして、正解率30%以下の問題が想定の範囲を超えて多くあったことがあげられ
ます。試験問題の作成にあたりましては、出題レベルの一定水準の維持に努めているところですが、
引用元 銀行業務検定協会
今回このような措置をとることとなりましたことをお詫び申し上げます。
税務3級は法務3級、財務3級と比べて難しいという声が聞かれます。
また、税制がよく変わるため、最新のテキスト・問題集での勉強が必須です。
制度が変わったばかりの分野は試験に出やすいのでしっかり覚えておきましょう。
カテゴリーは大きく「所得税」「相続税・贈与税」「法人税」の3つに分けられていますが、
とくに所得税について50問中20問が出題されるなどボリュームが多くなっているため、しっかりと理解したうえで過去問で出題傾向を把握することが重要です。
勉強方法とポイント
tokoマルは勤務先で通信教育を申し込んだのでテキストを読んだけど、最初は全く単語が頭に入ってこなかったよ(-_-;)
過去問を解く
「問題解説集」を解くとわかりますが、税務3級の試験は過去問の類似問題が頻出しています。
そのためまずは一回過去問を解き、問題の後についている「解答ポイント」に目を通しましょう。
「問題解説集」には5回分の過去問が掲載されていますが5回目の問題を解くころには「あ、この問題また出ている」と気付くことがあるでしょう。
テキストや直前整理70を使って頭を整理
そのあと2回目に過去問に挑戦してみて自分が苦手な分野が分かったらテキストに戻って目を通し頭の中を整理しましょう。
テキストの代わりに「直前整理70」を利用してもいいでしょう。
「直前整理70」はきれいにまとめられているので、ごちゃごちゃになった知識を整理するのに役に立ちます。
ノートにまとめる
3回目に過去問に挑戦してみて理解が不十分なところがあったら自分でノートにまとめてみましょう。
tokoマルも「相続税総額の計算」で非課税財産や基礎控除はいつひくのか?課税遺産総額??各人の取得金額???各人の相続税額????各人の納付すべき課税価格?????となり、自分なりにノートにまとめたところ、「あ、計算のあの段階のことだ」と理解できるようになったよ
所得税 ポイント
- 財形の年金と住宅の非課税制度は合計して550万円が限度。
- 非課税となるもの、ならないもの。
- 必要経費となるもの、ならないもの。
- 損益通算できるもの、できないもの。(語呂合わせ「ふじさんじょうの赤字OK」=不動産、事業、山林、総合課税以外の譲渡は損益通算OK)
- 不動産所得、事業所得:それぞれなるものならないもの。
- 譲渡所得:総合課税されるものされないもの。
- 一時所得:総合課税(ex.保険期間5年超の生命保険一時金、損害保険満期返戻金)となるもの源泉分離課税となるもの(ex.保健期間5年以下または5年以内に解約された一時払い養老保険・一時払い損害保険の差益。懸賞金付き預貯金の懸賞金)。非課税となるもの(ex.宝くじの当選金)
- 雑所得:公的年金で総合課税となるもの(ex.確定拠出年金)。公的年金以外で総合課税になるもの(ex.暗号資産・仮想通貨の売却益)。分離課税になるもの(ex.先物為替予約をしている外貨建て預貯金の為替差益)
- NISA制度
- iDeCo制度
- 青色申告特別控除の条件(語呂合わせ「ふじさん青色」=不動産、事業、山林所得に共通の規定)
相続税・贈与税ポイント
- 1問目は必ず説例に基づく質問。相続税申告書の提出期限、基礎控除額、2割加算などについて聞かれる。
- 非課税となるもの
- 延納、物納の条件
- 贈与税:課税対象となるもの、ならないもの
- 暦年課税制度と相続時精算課税制度について
法人税ポイント
過去問を解いていただけるとわかりますが、出題される問題は決まっています。
その問題をおさえておけば法人税は大丈夫です。点数を稼げる分野と言っていいでしょう。
頻出計算問題
- 土地建物等の譲渡にかかる所得税額の計算
- 雑所得の金額の計算
- 所得税の納付税額の計算
- 各人の納付相続税額の計算
- 配偶者に対する相続税額軽減の計算
- 宅地の評価額の算出
解答速報
以下のリンクから解答速報が確認できます。https://www.khk.co.jp/exam/exam_correct_answer.php
経済法令研究会
まとめ
日中銀行業務に従事して疲れているのに、資格試験の勉強をすすめるのは大変ですよね。
このブログが少しでも頑張るあなたのお役に立てれば嬉しいです。
いまは試験対策の動画もありますので、自分に合った方法で合格を手に入れてくださいね。応援しています!