2024年7月16日、東京・大田区の都立六郷工科高校で、“激辛チップス”を食べた生徒14人が体調不良を訴え、病院に救急搬送されました。
14人もが救急搬送されるような「激辛チップス」とは、どこのメーカーのどのような商品で、そこで購入することができるのでしょうか？
激辛チップスは磯山商事の「18禁カレーチップス」！
今回高校生が食べたのは磯山商事の「18禁カレーチップス」です。
磯山商事のホームページには「18禁カレーチップス」を食べるに当たっての警告が書かれています
■18禁！辛すぎますので18歳未満の方は食べないでください。
■高血圧、体調不良、胃腸の弱い方は絶対に食べないでください。
■辛さに弱い方はもちろん、強い方も注してお召し上がりください。
■手、指に傷のある方は素手では食べないでください。
■18禁カレーパウダーの袋を開封する際やポテトに混ぜる際は大変危険ですので飛び散らないように注意してください。
■万一18禁カレーパウダーが目に入った場合には大量の水で洗い流し、直ちに医師の手当てを受けてください。
■この商品を食べた手で目や皮膚のデリケートな部分にふれると炎症を起こす場合がありますので、食後は手をよく洗ってください。
■この商品を食べ過ぎるとおなかが緩くなることがございますのでお一人ではなくたくさんのご友人とお召し上がりください。
■小心者や根性のない方は18禁カレーパウダーの量を減らしてお召し上がりください。
■開封後は当日中にお召し上がりください。また保管する場合はお子様の手の届かない場所に保管してください。
警告文を見ると18禁カレーパウダーを食べるだけでなく、皮膚につくだけで炎症を起こす危険性があることが記載されています。
そんな刺激が強いものが体内に入ったら粘膜が傷ついて激しい痛みが引き起こされるのは容易に想像できますね！
今回の高校救急救急搬送を受けて磯山商事は謝罪文を発表しています。
ネットでは「18禁」と明記されているにもかかわらず食べた高校生が悪いのでメーカーが謝る必要は無いとの意見もみられました。
「18禁」な理由はなぜ？
磯山商事では激辛シリーズに「18禁」として販売していますが、どうして18禁なのでしょうか？
大人は大丈夫ということなのでしょうか？
実は大人に比べて未成年は消化管の粘膜が非常にもろくて、完成しきっていないので、辛さ刺激に対しての反応が非常に強く出やすく粘膜も傷つきやすいそうです。
辛いものを食べたときは辛さを薄めようと水を飲みがちですが、水では辛さは流せないので牛乳を飲んだ方がいいそうですよ！
18禁カレーチップスはどうしてそんなに辛いのか？
18禁カレーチップスの尋常でない辛さを生み出しているのが、激辛唐辛子として知られる、香辛料の「ブートジョロキア」の粉です。
タバスコの約200倍程度の辛さを持つ品種でギネスに「世界一からい唐辛子」として登録されていました。
食べるときだけでなく、調理をするときにも気を遣わなければならないようなそんな危険なレベルの唐辛子です！
