ドジャースの大谷翔平選手が2025年3月19日にカブスとの開幕第2戦で第1号ソロホームランを放ちましたが、そのホームランが「観客の手に当たったため、本当にホームランか?」「東京ドームの天井にあったったのでは?」と疑義をよんでいます。
そもそも、東京ドームの天井に打球が当たったときのルールはどうなっているのでしょうか?今までに東京ドームの天井に打球を当てた人はいるのでしょうか?
東京ドームの天井に打球を当てた人はだれ?



東京ドームの天井に打球を当てたことがある選手は
一番最初に当てたのは1988年の7月4日に当時阪急ブレーブスのダラス・ウィリアムズ選手
- ジャイアンツ:原辰徳元選手・松井秀喜元選手・江藤智元選手
- 元近鉄:ブライアント元選手 など
元近鉄のブライアント選手が東京ドームのスピーカーに当てています。
ちなみに大谷翔平選手がフリーバッティングで東京ドームの看板の上の照明やバックスクリーンの頂上にも当てたことがあるんだとか!
飛距離は160メートル以上!人間業じゃないですね!
東京ドームで打球が天井に当たったときのルールは?


日本野球連盟公式サイトにある「東京ドーム特別規約」に東京ドームで打球が天井に当たった時のルールが決められています。
・打球が、天井に当たった場合は、落下した地点または野手が触れた地点で、フェアボールかファウルボールかの判定をする。この打球を野手が地上に落ちる前に捕球すれば、打者アウトとなる。
・打球が、天井の穴または隙間にはまりこんだ場合、あるいは懸垂物に挟まった場合は、2個の安全進塁権が与えられる。
・打球が、センター定位置の上方にある大型スピーカー、レフト側・ライト側上方にある照明器具<各2基>とフェンス上方にあるスピーカー<各4基>)に当たるか挟まった場合は、本塁打とする。
・ 打球が、外野フェンス後方に設置されている手すり、及びその支柱に当たってプレイングフィールドに跳ねかえった場合は、本塁打とする。また外野のフェンスの上に留まった場合も本塁打とする。
つまり、天井にボールが当たってもそのまま試合は続行され、ボールが落ちたところがホームランか、ファールか、ヒットかの判断材料になるということです。
ちなみに東京ドームの天井の高さは61.69メートル。
1964年の後楽園球場開幕試合に巨人の王貞治選手が国鉄・金田正一から放った超特大の場外ホームラン(推定飛距離151m)から導き出された数字で、それ以上の打球が来ても屋根に当たらないよう設定されたそうですよ!

王貞治選手以上のすごい選手が現れるなんて想像できなかったんだね!
大谷翔平のホームランは天井に当たっているのか?
カブス戦での大谷翔平選手のホームランが天井に当たっているのでは?と言われています。
映像を見ると、高い放物線を描く通称『ムーンショット』といわれる打球が高く上がり、東京ドームの天井に当たって軌跡を変えて落下していくように見えます。
もし天井に当てっていなかったら140m~150mはあるビッグホームランだったのでは?とも言われていますね。
何より打球を打った後のホームランを確信した大谷翔平選手の足取りが、打球の飛距離を表していたと言えるでしょう。
SNSでも多くの関心を集めていました。
大谷翔平の確信歩きで「ギリギリはない」 飛び交う“天井弾”説:Full-Count https://t.co/aLH5IM8bBS「軌道が変わった」「それなら納得」「当たらなかったらどこまで飛んだ?」
— zumi (@ozyszm) March 20, 2025
…どっちにしろホームランなんどけど「天井弾」の方が「らしい」よねω
大谷翔平はすごいホームラン打ったけどな 天井まで到達するとは!!
— funger (@funger487727) March 20, 2025